カーステン・ストラウド著、①「狙撃警官キーオウ（Sniper's Moon）」（二宮磬訳、新潮文庫）と、②「ブラックウォーター・トランジット（Black Water Transit）」（布施由紀子訳、文春文庫）の2冊セットです。状態は、①に経年の使用感がありますが、それ以外は概ね良好です。送料はクリックポストで185円です（※クリックポストには、厚め [梱包厚を含めて厚さ2～3cm程度] の文庫本は、重さ合計1㎏を超えない範囲で、計2～3冊程度同梱可能です）。

★内容：　
①「狙撃警官キーオウ」：　フランク・キーオウはNY市警の優秀なスナイパーである。42歳の夏に人生最大の危機が訪れた。同僚警官の殺害容疑、状況は不利、その上、紐の結び目でのどぼとけをつぶして絞め殺す特異な手口は、元刑事の父が昔解決した連続幼児殺人事件と同一だった。これは何かの罠なのか。警察、FBI、それに彼を恨む強盗にも追われるハメになったキーオウの唯一の頼りは、手に馴染んだレミントン ―― 息もつかせぬ警察小説の傑作。

②「ブラックウォーター・トランジット」：　大手運輸会社社長ジャックのもとへ、ある日アール・パイクと名乗る元陸軍大佐が訪ねてくる。武器コレクションをメキシコへ運んでほしいという依頼を引き受けたことから、ジャックの人生は一変する。欲望、プライド、義理人情 ――いくつもの犯罪と複数の捜査機関の思惑が交錯していく。 自分を貶めようとする黒幕は誰か？ 親としての弱みから罠にはまり罪を重ねていく有能経営者の行く末は？・・・乾いた筆致で友情、裏切り、復讐を描き出す傑作ノンストップ・スリラー。

★著者、カーステン・ストラウド（Carsten Stroud）は1946年、カナダ生まれ。元警察官のジャーナリスト・作家。1983年にカナダのパトロール警官を描いたノンフィクション“The Blue Wall” でデビューし、次いで1987年にNY市警の殺人課特捜班を取材した“Close Pursuit”がニューヨークタイムズのベストセラーリストに入り注目を浴びた。以来フィクションとノンフィクション両方で、質の高い骨太な作品を生み出している。1990年の「狙撃警官キーオウ」でカナダ推理作家協会のアーサー・エリス賞処女長篇賞を受賞。主な作品はほかに、「ブラックウォーター・トランジット」、「キューバ海峡」、「コブラヴィル」、「ナイスヴィル」など。　　

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