世界的ヴァイオリニスト、諏訪内晶子の自伝的エッセイ「ヴァイオリンと翔る」です。日本放送出版協会刊、読みやすいハードカバーです。状態は、全般にかなり良好です。送料はクリックポストで185円です。　

★内容：　世界をステージとして駈ける諏訪内晶子は3歳からヴァイオリンを始めた。18歳のとき、最年少でチャイコフスキー国際コンクールで優勝。コンクールに明け暮れる中で師と出会い、ヴァイオリンという楽器を通して、楽譜をただ音にするだけではなく、さらなる音の彼方を求めるようになった。自らの音楽と生き方を考察し、ヴァイオリニストとしての繊細な心模様を綴る。諏訪内にとって「演奏」はどんな意味を持つのか、なぜ演奏家を志したのか、どのような演奏をし、どんな演奏家を目指しているのか。ファンであれば（ファンでなくとも）一度は聞いてみたいそれらについて、諏訪内が自らに問い掛け、誠実な文章で語った注目すべき著作。

★著者、諏訪内晶子は1972年、東京生まれ。桐朋女子高等学校音楽科を経て、桐朋学園大学ソリスト・ディプロマ・コース修了。文化庁芸術家在外派遣研修生としてジュリアード音楽院に留学し、ドロシー・ディレイに師事。同音楽院と単位交換制度があるコロンビア大学では政治思想史を学んだ。1995年、同音楽院修士課程修了。ベルリン芸術大学でも学んだ。1990年最年少でチャイコフスキー国際コンクール優勝。同時にバッハ作品最優秀演奏者賞とチャイコフスキー作品最優秀演奏者賞を受賞。ヴァイオリンは、ハイフェッツがかつて使用していた「ドルフィン（Dolphin）」などを経て、現在はグァルネリ・デル・ジェズ「チャールズ・リード」を使用し、主にフランス・パリを演奏活動の拠点としている。ソリストとしての活動を重点としつつ、数々の著名オーケストラとの共演も行なってきた。また2012年以降は、エリザベート王妃国際コンクール、ロン＝ティボー国際コンクール、チャイコフスキー国際コンクール（ヴァイオリン部門）などの審査員も務めている。

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